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脊柱管狭窄症とは
脊柱管(背骨の中心にある管)の中には脳から各場所に命令を送る神経(脊髄)が通り、その神経達は背骨によって守られています。
簡単に言うと、要は脳の次に手や足を動かすのに大事な神経が背骨の中心の管を通っているということです。
そして脊柱管狭窄症とは、その管の中で何かによって神経を圧迫されてしまったり障害されてしまっている状態の事を言います。
脊柱管狭窄症の症状とは
脊柱菅狭窄症は首(手)と腰(足)のものがありますが、今回は腰の狭窄症の症状をお伝えします。
代表的なものでは
①腰痛
②足のしびれ
③足の筋力低下
④間欠性跛行(間欠性跛行とはしばらく歩いていると足や腰の痛み、しびれにより歩くのが辛くなったり歩けなくなったりします。しかし少し座ったり休んだりするとまた歩き出す事ができるようになる。)
またもっと症状がひどくなると、排尿排便障害、筋肉の萎縮、足の麻痺や感覚障害などがあります。
脊柱管狭窄症の原因
脊柱管狭窄症の原因としては
脊柱管内の靭帯の肥厚による神経の圧迫、椎間板ヘルニアによる神経圧迫、すべり症による神経圧迫などが多いとされています。
脊柱管狭窄症の治療
一般に病院の治療としては
保存的治療
コルセットなどで固定を行いながら、注射や投薬、物理療法などを行います。
手術
神経を圧迫してしまっている原因を手術で取り除きます。
治療の判断
当院で治療を行える可能性があるものは
腰痛や足のしびれ、間欠性跛行、筋力低下の症状のみのものです。
排尿排便障害、筋肉の萎縮、足の麻痺や感覚障害がある場合はすぐに手術が必要となる場合がございますので、まずは病院(整形外科)を受診しましょう。特に筋肉の萎縮が始まってしまった場合はすぐに受診しましょう。
なぜ接骨院で改善する可能性があるのか?
これはNHKでも取り上げられておりましたが、腰に関する痛みのうち原因がはっきりとしたものは15%しかありません。
そして残りの85%は原因不明となっております。
これら残りの85%の問題はほとんどが筋肉や関節の問題であり、最近ではストレスやメンタルからも症状が出ると言われております。
筋肉や関節が正しく働き、正常な状態に戻れば改善する可能性は十分にあると言って良いでしょう。

下田 純一

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