先日腰が痛くて整体を受けにいらっしゃった患者さんに聞いた話です。
最初はとあるAという病院に行ったそうです。
そこでは
「脊柱管狭窄症ですね」と言われたそうです。
そこで薬や湿布などをもらって帰ったそうなんですが、なかなか良くならないので別のBという病院に行ったそうです。
そのBという病院でも
「脊柱管狭窄症ですね」とまた言われたそうです。
やっぱりそうなんだと、そこでは牽引や電気をかけたりとリハビリもしたそうです。
しかしそれでも変化がなかったので、思い切ってそのB院の先生にもう少し詳しく調べて欲しいと言ったそうです。
お医者さんに自分から意見するのって勇気がいりますよね。
ただその方も早く治りたい一心で思い切って言ってみたそうです。
その結果、少し大きな病院を紹介してもらい詳しく検査をしてもらったそうです。
その結果は
「ヘルニアです」と言われたそうです。
しかし結果良くならず当院にいらっしゃったのですが、この診断の差はなんだったのでしょうか?
結論から言えば
正直良く分からない
という事だと思います。
ほとんどの方が病院に行けば何かしらの診断を受けて、自分はそうなんだと信じて疑わないと思います。
なのでうちに来る方も
「私ヘルニアなんです」とか「狭窄症なんです」とか「軟骨が減って骨と骨との間が狭いんです」
と病院で言われた事を説明してくれますが
結局はあてにならないし、診断がついたからといって痛みが取れるわけでも無いんですよね。
だって仮に本当に脊柱管狭窄症であれば外から何をしても痛みが取れるわけは無いんですよ。(脊柱管は背骨の真ん中ですので手術以外触ることも変えることもできません)
もちろん本当に脊柱管狭窄症で手術が必要な方もいますよ。
しかし脊柱管狭窄症だと診断されても痛みや痺れがとれる場合があるのはなぜでしょう?
そう、そこが原因ではないからですよね。
実はほとんどの方がこの場合が多いです。
手術などをしたけど症状が何ヶ月かすると戻ってしまった、なんて方も実はこのパターンです。
つまり手術をする必要が無かった
というわけです。
何を信じるのかは自分次第なのでおまかせしますが、必要の無い手術などをして後悔し無いように気をつけてくださいね。

下田 純一

最新記事 by 下田 純一 (全て見る)
- 1月の臨時休診日 - 2021年1月9日
- 年末年始のお休み - 2020年12月27日
- 忘年会や新年会、お正月などの飲み会シーズンに多い腰痛 - 2019年12月16日